９月から小崎篤太郎氏の個展が横田歯科クリニック 待合室ギャラリーで開催されています。絹織物の伝統と最新技術で織られた「アレサンドロ」という生地の素晴らしさがよくわかる展示会になっていました。その複雑な織りや作業工程を理解することで、額に入れられた「生地」の素晴らしさを再発見することになりました。世界でも指折りに数えられる群馬県桐生市・・その最先端技術と高品質な絹糸で織られた織物の緻密さに驚愕するとともに、製品としては最高ブランドのネクタイに仕上がっていくのも合わせて展示しており見ごたえのある個展になっておりました。
普段の生活で「織物の生地」をじっくり鑑賞するということは少ないのですが、桐生で織られ京都で染付され館林で縫製されて製品になっていく・・プロの手を順次わたって世界最高峰のネクタイに仕上がっていくのを観察でき、これからの織物や生地に対する「アート」としての眼ができたような展示会です。ぜひお時間あれば足を運んでくださいませ。
